雨引観音  大御堂  清瀧寺


いよいよ茨城の難所に挑戦。

大御堂、清瀧寺の予定は、こうでした。

実は

女ひとりで、電車・バス・徒歩で巡礼というルールを破ってしまいました(泣)

雨引観音楽法寺は茨城県桜川市にあって、JR水戸線岩瀬駅から6キロあまり。しかも山の中腹。

桜川市は、路線バスどころかコミュニティバスもなくて、徒歩か週三日だけの予約制レンタルサイクル(岩瀬駅)しか交通手段が無いのです。

かつては岩瀬駅から土浦駅までの
筑波鉄道筑波線あったようですが、国鉄分割民営化と同時に廃止。

線路あとはサイクリングロードになっているそうです。



岩瀬駅から自転車で、麓の神社あたりまで行き、そこに自転車を置いて徒歩で山道を登るつもりでした。

が、あまりにもハード。



清瀧寺もいろいろ行き方を調べました。


筑波山ー土浦駅、下妻ー土浦駅の路線バスの「藤沢下宿」というバス停からなんとか歩くしかないのです。

二年前までは「新治バス」というコミュニティバスの「清瀧寺前」というバス停があったのですが、利用者が少なくて廃止。

地方の公共交通機関の右肩下がりに愕然!

歩き遍路ならこれくらい普通でしょうが、私にはまだ体力的に無理で断念。


で、雨引観音、大御堂、清瀧寺を一日で回るバスツアーに参加してしまいました。

参加してみて、悔いはありません。

雨引観音は想像以上の難所で、神社のあたりからかなりの狭い急坂でした。

清瀧寺の方はそんなに急勾配ではないので、歩き慣れていれば大御堂と一日二箇所可能かもしれません。

札所の順番は雨引観音ー大御堂ー清瀧寺だから

江戸時代は、サイクリングロード沿いに巡礼路があったんでしょうね。



高速道路を観光バスで行けば、筑波山を挟んで三箇所は至近。電車・路線バスでは、こうは行きません。

もう少し歩く訓練しないと、秩父・西国を歩けません(泣)

団体ツアーバスの中身をすこし、紹介。

先達の僧侶が同行します。

朱印帳はまとめて添乗員が預かって、帰り際に返してくれるので楽です。

バスに乗るや、朝のお勤め。先達の先導で。

お参りの際は、本堂前、あるいは本堂の中でお勤め。

帰りのバスでも夕のお勤め。

般若心経1回、十句観音経3回、心のなかで願いごとをお祈り。

ほぼ、同じ内容を2回+寺の数

繰り返します。

埼玉の4箇所は、このツアーでは一日で回ります。流石に4カ所目はダレるそうです。

信心が無いと勤まりません。

同じツアーに

四国88箇所を11日のバスツアーで回った方がいました。

観音巡礼と所作、内容は少し違うのでしょうが、一日平均8箇所。

脱帽です。

一人で回るときは山門で、脱帽、合掌。

手水の所作にも気をつけますが、

ツアーは着帽可で、手水も適当でした。山門の一礼もありませんでした。

笠かぶったまま拝礼の名残なのかもしれません。